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シカシカカレー、できるまで。

執筆者の写真: 広報担当いしど広報担当いしど

12月よりみどり市のふるさと納税返戻品として「シカシカカレー」が登録された。


同じみどり市内でカフェ(SARISARI KAPE)を営む久保さんからおむすび堂に、

市内で駆除される鹿を使ったカレーを作るからパッケージをチハヤのアートでやってみないか?

と話があったのは2024年の5月頃だった。


カレーの梱包作業もチハヤのメンバーさんにやってもらえれば、梱包作業料・デザイン料がメンバーさんに還元される事になる。SARISARI KAPEもおむすび堂も子ども食堂ネットワークに属している事から、

ー 売上の一部は子どもたちに ー

という部分はどうしても譲れなかった。


ふるさと納税のサイト用取材。手前がSARISARI KAPE 久保さん、奥はおむすび堂 福本。

パッケージに使用した絵は、生活介護事業所チアフルに通うメンバーさんに「みどり市・鹿・カレー」をテーマに描いてもらったもの。みどり市と言えば自然・電車(わたらせ渓谷鉄道)・花桃・ひまわりなど沢山の中から1枚だけを選んだ。

色とその不規則なカタチだけでみどり市のすべてを詰め込んだような、そんな絵だ。

パッケージの後ろに封印として貼るのは鹿のモチーフ。4枚描いてくれたが、いちばん鹿らしいものにした。

この2つの絵を使って試行錯誤の末にシカシカカレーのパッケージができあがる。


みどり市をイメージしたチアフルメンバーさんの絵。

採用されたのは左下の鹿。


2024年8月、みどり市長の定例会見でシカシカカレーがみどり市の特産品創出事業で開発中と発表された。

これにより、多くのメディアで紹介いただき沢山の方がシカシカカレーに興味を持ってくれた。



みどり市長定例記者会見にて。

10月にはこの「シカシカカレー」を引っ提げて有楽町にある交通会館でテストマーケティングを行う。

行き交う人に試食を提供しながら、

みどり市について、害獣被害について、子ども達への寄付につながること、障がい福祉のことなどをお話しした。

反応は上々、しっかりとお話を聞いてもらえれば、共感を得て購入につながった。

持って行ったカレーは完売。それでも、レトルトカレーを1,500円で販売することへの抵抗感は否めなかった。



交通会館マルシェでテストマーケティング(東京有楽町)

テストマーケティングを終え、いよいよ本格販売に向けて動き出した。

発売開始はOMUSUBI展vol.9 @さくらもーる(2024.11.21~24)から。地域の方々にどれくらい受け入れられるのか不安もあったが、終わってみれば売上個数は予想を大きく上回るものだった。

丸の内だろうが、みどり市大間々だろうが、変わらない。シカシカカレーはしっかりと受け入れられた。



OMUSUBI展での販売時は旧パッケージ。

地域課題である害獣(鹿)、その駆除数は年間約800頭、そのうち活用されているのはたった100頭程だと言う。その鹿を使ってカレーを作ったのは子ども食堂も営むSARISARI KAPE、パッケージングと販売は子ども第三の居場所おむすび堂が担う。地域課題の解決に向けた取り組みと障がい者の活躍により生まれたシカシカカレーは1つ購入されると売上の20%が子ども達への寄付になる。

いつしか、このカレーを1,500円で販売することに抵抗感はなくなった。


ー このカレーにはそれだけの価値がある。 ー



ふるさと納税はコチラのサイトから!


◆シカシカカレー 200g 1,500円





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